赤ちゃんの健診とワクチンについて
赤ちゃんの成長はとても早く、1か月ごとに体やできることが大きく変わっていきます。
そのため乳児健診は、「今元気かどうか」を確認するだけでなく、発育や発達を継続して見守る大切な機会です。
体重や身長の増え方、哺乳の様子、首すわりや寝返りなどの運動発達、皮膚トラブル、黄疸、頭の形など、乳児期には確認したいことがたくさんあります。多くは心配のない経過ですが、なかには早めに気づくことでより負担の少ない対応につながるケースもあります。
そのため、節目ごとの健診で丁寧に状態を確認することがとても大切です。

また健診は、保護者の方の不安や疑問を相談できる場でもあります。
授乳やミルク、睡眠、湿疹、離乳食など、気になることがあれば遠慮なくご相談ください。
ワクチン接種も「発達をみる機会」です
2か月頃から予防接種が始まり、乳児期には小児科を受診する機会が増えます。
乳児期は短期間で大きく変化する時期ですので、当院ではワクチン接種の際にも発育や発達を毎回確認しています。
健診に加えてワクチン接種機会も活用することで、赤ちゃんの成長を切れ目なく見守ることができます。ワクチンはスケジュール通り接種しているけれど、身長体重の計測を含めて成長発達の記録が母子手帳にない場合は、一度ご相談ください。
股関節のチェックとエコー検査について
乳児健診で重要なチェック項目のひとつが股関節の状態です。股関節は「立つ・歩く」という機能の土台となる関節であり、赤ちゃんの時期からの評価がとても大切です。
「発育性股関節形成不全(いわゆる股関節脱臼)」は、生まれた時にははっきりしないことも多く、成長の中で見つかることがある疾患です。 頻度は決して高くありませんが、早く見つけることで体への負担が少ない治療で改善できることが多いため、見逃さないことが重要です。

診察では、脚の開き具合(開排制限)や太もものしわの左右差などを確認しますが、これだけでは判断が難しいこともあります。
そこで当院では、1ヶ月健診やワクチン接種時に赤ちゃん全員に股関節エコー(超音波検査)を行っています。
エコー検査は、放射線被ばくがなく安全、痛みがなく赤ちゃんに負担が少ない、その場ですぐに診断できる、という特徴があり、乳児期の股関節評価に適した検査です。 院長は日本整形外科超音波学会主催の乳児股関節エコーセミナーを修了し、昭和医科大学横浜市北部病院で研修を受けています。
当院が大切にしていること
☑️ 発達を“連続して見る”こと
乳児健診の目的は、異常を見つけることだけではありません。
「順調に育っていることを確認し、必要なときに早めに専門家につなげること」が最も大切だと考えています。
健診や予防接種の機会を通して、成長を切れ目なく見守っていきます。
☑️ 小さな変化を見逃さないこと
多くのお子さんは問題なく成長していきますが、少しの変化に気づけるかどうかで、その後の経過が変わることがあります。
だからこそ、一人ひとりの発達や体の状態を丁寧に評価することを大切にしています。
☑️ 安心につながる医療とサポート
「発達は順調かな?」「体重の増え方は大丈夫?」「離乳食はどう進める?」「アレルギーが心配」など、どんなことでもご相談ください。
また当院では、安全なエコー検査を用いて、頭部・頸部・心臓・腹部・股関節などのスクリーニングを必要に応じて行っています。エコー技術は日進月歩のため、常にアップデートを行いながら診療にあたっています。安心して子育てができるようスタッフ一丸となってサポート致します。



